vol.2 ロシャス アルシミー&グローブvol.2 アルシミーとグローブ ( ロシャス)ロシャスは香水の名門ブランド。 もちろんその期待を裏切ることのない、クラシックな香りであるのが、このアルシミーという香水です。 それもそのはず、かのジャックキャバリエという有名な調香師によってつくられた重めのフローラル系の香りです。 個人的に元々あまり軽すぎる香りよりも、やや重さもちょっとある香りが好きで、数年前に新宿伊勢丹1Fの香水コーナーで発見して一目惚れならぬ、一香り惚れして購入したのです。 つけていると、よく”懐かしい香りですね”と言われるくらいですので、ちょっとパウダリーな甘い香りです。(ほんと、一昔前の鏡台の前の香りってかんじ) この香水をとても気に入ってつけていた時期に出会ったひとで、彼の香りもとってもいい香りがしたのです。 何度目かに会った時、”何という香りなの?”と聞いたところ、答えは ”ロシャス。ロシャスのグローブという香り。今は廃盤になってしまったらしく、あまり売っているのをみかけないんだけれど...” とのこと。 もうこれは運命!!と思ったのはいうまでもありません(笑) 地球儀の形をしたボトルの”グローブ”とかぼちゃのかたちをした”アルシミー”という取り合わせ、見た目の形で一見”?!”ですけれど(笑) 同世代でロシャスの愛用者がいるとは思っていなかったし、いまだかつて彼以外にロシャスの○○を使っている、というひとにあったことはないですからねえ。(女性でもやはり使っている方に会った事はないです。ちょっと古いかんじらするからかなあ?) いうまでもなくWEBで必死に探して、付き合って初めてのバレンタインにグローブをプレゼントしたのでした。 いつだったか、偶然に読んだエッセイで同じロシャスをつけた男女が道ですれ違う、という話がありました。 共通点のある香りに驚く、そして物語が始まるという...。 香りって本当にドラマティックな出来事をもたらすのですね。 |